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2010年6月18日 (金)

建築士定期講習を受けた

建築士「定期講習」は、建築士事務所に所属する一級・二級建築士を対象としたものです。建築士事務所に所属する建築士は、3年度ごとに建築士「定期講習」を受ける必要があります。

この建築士定期講習は、1日(講義及び○×式の修了考査、一級建築士定期講習6時間以上、二級及び木造建築士定期講習5時間以上)の講習となり、建築士事務所に属する建築士は、国土交通大臣の登録を受けた登録講習機関が行う建築士定期講習の課程を修了することとされています。

修了考査で「修了認定基準」に達しない場合は、講習の再受講が必要。

建築物の建築に関する法令に関する科目、建築物の設計及び工事監理に関する科目の範囲から出題され。出題形式は、正誤式で、一級建築士定期講習は40問です。

会場は、日建学院の郡山校、動画による講習。

講師が、目の前でしゃべるのとは違い、ビデオによる講習です。

これが、結構良かったのです。進行役の女性アナと、講師の二人で進めて行きますが、ポイントついて話してくれるし、ちょっと居眠りしそうになっても、画面にテキストのページが出るのでついていけます。

日建学院のビデオ教習は、私は20年前の宅建の勉強いらいです。

モニターの動画による講習、分かりやすいです。年間3~5回の講習・勉強会に出席しますが、講師の先生によっては内容がボケてしまうケースが有りまので、こういったやり方良いと思います。全国たくさん有る会場の違いによる理解度の不公平感がないように、考えられたものだと思います。

当日は、居眠りをしてもばれないのですが、最後にやることになっている修了考査がありますので、周りを見渡してもそのような不心得ものは誰もいません。

朝8時半から夕方まで、エアコンの効いている窓の無い教室で、丸一日缶詰、私にはきつかったです。

このような、建築士定期講習。「耐震偽装事件」の再発防止の一環として建築士法が改正され施行されました。

「耐震偽装事件」とは2005年11月、千葉県出身の一級建築士が地震などに対する安全性を計算した構造計算書を偽装したことに端を発した事件です。建築士の耐震構造を偽装していたという問題とともに、関係省庁も民間の指定確認検査機関も偽造を見抜くことができなかったという問題が浮き彫りになりました。その後いろいろ議論はありましたが、「建築士の判定能力が低いのであの事件が起こった。」と、答申がまとめられてしまいました。

一級建築士を目指して頑張っておられる方々の夢を、私達が壊さないためにも、プロとしての自覚は一番大切だと改めて感じております。

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2010年6月 8日 (火)

ローコスト系住宅メーカー、倒産?

最近、「タ〇ホーム倒産」というキーワードでの検索数が急増しているそうです?ちなみにyahooでの検索結果は、2009年7月に17万件だったのが、2010年3月には27万件へと急増しています。CM放送も急に少なくなったような…、噂に拍車を掛けているようですね。

住宅メーカーの経営破綻が相次いでいます。工事代金の大半を支払っていて建物工事がストップしていたり、代金の一部を支払って着工すら行われていないというケースも数多くあるようです。それに伴い、マイホームの夢が困難になっている方々もいる。どうしてこのようなリスクが発生するのか、他人事としてでなく私たちはよく考える必要があると思います。

ローコスト系住宅メーカーの、「坪単価**万円」という表現はあてになりません。商談の、とっかかりのようなもの。お客さんと商談を進めていく段階で、付帯工事価格やオプション価格を上乗せして、価格を上げていくスタイルをとっていたわけです。「**万円から」という表現がくせ者なのを、知っていただきたいと思います。

実際に人が住める状態にするためには、その坪単価では無理です。給排水工事やその他諸々の費用が必要です。(坪単価は全て標準仕様のオプション一切ナシで建物の値段だけです)当然、諸経費などは別になっている。

ローコスト系は、見えないところに手抜きがなければ、値段の割にはいい家だと思います。ただ、安くたくさんの家を建てることで通常の利益を得るように設定されていることもあり、大工さんも建て逃げ状態のようです。住み始めれば、一般的に多少の不具合は出てきます。その不具合を連絡しても大工さんが忙しく来て貰えない、アフターが心配な会社がローコスト系住宅メーカーです。

最近、「ユニクロ住宅」という言葉をよく耳にします。ユニクロ?シンプルで必要最低限の機能だけを提供している住宅の総称です。

景気が悪くなってから、低価格で品質の良いものが、プライベートブランド商品(最近、手に取る事が増えました。)、ユニクロ、家具のニトリ?(私は、一度も店に入った事がありません。)などが人気を集めるようになりました。

必要最低限で個性はないが、性能的には及第点・・・可もなく不可もなく・・・「こういう家を建てたい!」・・・・で、いいのでしょうか。

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