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2009年8月 4日 (火)

住宅の価値

外観デザインにこだわった、住宅があります。このような住宅は建築家の○○氏の作品で、アートであって、決して商品ではありません。住宅の耐久性を無視してまで、デザインに走り、若い建築主様からの受け狙いの商品を作る。昔からあった手法ですが、最近ではデザイナーズハウスなどとも言われています。

私達が物を買うときに、その目的を満たす、先ずは機能を一番に考えた商品を選ぶのではないかと思います。住まいの場合では、夏涼しく・冬暖かく快適に暮らせて、耐久性・地震に強くって50年平気で使える。化学物質を使わない、体に優しい、環境にも配慮した、住まいの機能が満たされて始めて商品としての価値を持つのでは無いかと思います。

家造りで大切なことは、住まいの持つ「機能性」と、住まい作りでの過程で新たに付け加えられる価値、家作りを一緒にした職人さんたちと持てた人とのつながり、「付加価値」だと私は考えます。

住宅の付加価値は、工事がスムーズに行われた場合に、施主と工務店(ビルダー側)の間で生まれます。

付加価値が無くっても、住まいを機能的に作っておけば、何ら問題はおきないかもしれません。

完成後、5年先は何にもおきないと思います。

でも、徐々にですが建具の不具合、10年後?…設備面で機器などが消耗により調子が悪くなってくる等…。

その後は、全てのものに寿命がありますので、時間を置いて必ず問題が発生します。

家全体の主要な構造的な部分は50年先も不安はありません。でも、暮らし続ける上での住まいのメンテナンスを考えないと長く使うのは難しいかも知れません。

建築職人たちとできた、人とのつながり「付加価値」が、皆さんが取得した住宅の価値に大きく左右されると思います。

作る側に関わらせて頂いている私は、機能性・コストバランスなどを考えないで作品性にだけ走るような事が無いように、いつも肝に銘じてこれからも設計に当たります。

それと、現場で仕事の上で職人さんと持てた信頼関係を大切にしたいと、考えます。

企業(ハウスメーカー)は、将来もっと淘汰され少なくなります。でも、個人の職人さんたちはどっかで建設現場で仕事に関わっていると思います。

将来を考えれば、技術を身につけた職人の育成もしないといけないです。現在、職人さんの高齢化が目立ちます。

営利企業が建設業を辞めてしまった後、だれが皆さんのお宅のメンテナンスを引き受けますか・・・

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コメント

住宅建築に携わる者として大木さんの考えにまったく同感です。
私はメンテナンス費用がなるべく掛からないようにとお薦めし、造って来たものですから自社OB客様よりのメンテナンスでは受注量が足りないので、営利目的のハウスメーカーで建てられて、メンテを受けられなくて困っている方々に感謝されるよう行動して行きたいと考えているところです。
後継者も育てなくてはいけないと思い今年の4月に専門学校卒者を採用しました。 
ところが今年は今まで以上に不況感が強まり、まともに不況風に吹かれて、悩んでます何かやり方を変えなければと思い試行錯誤してます。何とか生き残り住宅の主治医になり続けたいと思う毎日です

投稿: ショウチャン | 2009年8月 6日 (木) 08時53分

今年は、新築物件が少ないですね。
新築だけを追いかけている、ローコスト系メーカーも、急激に追い込まれているようです。
特にローコスト系は、作った後のメンテナンスが多く出ますので、後が大変です。それを、地域工務店さんが面倒を見るにしても、きちっとお金を頂かないと経営は成り立たないのでしょうけど。人の良い親方が多いので、現実ボランティアにちかい費用しか請求していないようですね。

そこで、 ショウチャンさん、私は母達が今まで通っていた歯の治療・歯医者さんのことが連想します。なかなか良い歯医者さんに治療してもらえていなかったようですね。原因は、私が思うのには両親たちは歯についての知識・治療方法などを勉強をしていなかった事にあると思います。

住宅についても、消費者はもっと勉強が必要だと思います。
耐震偽装が大きな問題になった時、消費者自らが普段から住まいについて勉強をして、販売主に対しては大きい会社だと安心しないで時には疑いを持つとかすると、防げた事が多かったと思います。自分がだまされたって、国に助けてくださいと考えるのはちょっと・・・

私の考えですが。
お客様にとって、規模・予算・好み、いろんな形の住まい作りが選べ提案できる、今までの工務店でこれからも良いと思います。
工務店さんは「口コミ」を営業の柱に、これからもされた方が良いと思います。それと私も気をつけないと行けないのは、お客様の仕事をさして頂いた上で知りえた情報の、守秘義務。下職さん達の会話の中でも、平気でいっぷくの席で話しがでますが、これからはそう言った会話は辞めさせるようにしませんか。特に若いお施主様の中から、絶対理解されないと思います。そんなのが否で、メーカーに決めたと言う方が多いようです。
「口コミ」を大切に考えるなら、同地域の大工さんの事、悪口はお互い言っちゃ行けないですね。私は、設計事務所の良くない話しをしないように気をつけます。

投稿: 大木 実 | 2009年8月 6日 (木) 09時47分

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