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2007年5月23日 (水)

木材と人 その2

近年の住まい作りの主流。高気密・高断熱住宅に、ムク材の使用が向かないのでは無く。自然素材の木材の健康状態を損ねるような住まい方は、人(住まい手)の健康にも悪い住環境では無いかと思います!

高気密高断熱の住まいで、気密性が高まれば高まるほど部屋の中の空気対流がなくなり、空気が汚れてきます。そんな時、注意しなければならないのが、部屋の換気です。

時々、窓を開けたりして、新鮮な空気と入れ換えればいいのですが、今まで保ってきた部屋の温度が、外部の温度の進入で変わってしまう。これを防ぐための機械的な換気システムがあります。十分に機能している熱交換型の24時間換気システムだと問題は起こらないと思いますが、機械を止めたり、安価な24時間換気システムの吸気口をふさいでしまっている場合などでは、換気が行なわれていない事で室内環境に問題が起こります。

そもそも、人は呼吸や発汗によって、何もせず座っているだけでも水分を放出しています。家族4人が、一時間居間に座って過ごすだけでも、約2Lの水分が空気中に放出されるというから、驚きです。台所・浴室からも水蒸気の発生があります。  

その湿気を放っておくのは、家にとっても人にとっても、実はかなり危険な事です。普通に生活しているだけでも、私たちは毎日かなりの水分を放出するのです。家にいる時間が少ないからといって、あまり部屋の換気をしないでいると、すぐに部屋の湿度があがり住環境が悪くなっています。

そうした換気が十分でない家では、ムク材が十分乾燥されているものを使われているのに、内装材として住まいに取り込まれてから室内の湿気を吸う事になります。木材が十分乾燥した物でも湿気を吸ったり・乾燥したりの繰り返しでは、木材にくるい・割れが入る事は多くおこります。

室温を上げ過ぎなのも、木材のくるいを大きくしている原因にもなっていると思います。仕方ないですか~

いろんな住まい方が有ります。

私の家は築20年。断熱材が入っていても、気密性は良くないです。

家内は冬でも雨・雪が降っていない時は、布団を上げた後、一緒に掃除機をかける時は窓を開けてします。私は少し寒いんじゃないの~、と感じても。「せっかく、暖まってんのになー。」、と言いたい所なんですが……

家内は、“私は冬寒い家で育ったので、暖房がんがん炊いて、部屋締め切っているのは嫌だ。”“少し位の寒さは平気だ。” 良く言います。そのような住まい方(使い方)では、ムク材をふんだんに使った内装でも問題が起きないですねー。

暖房をかけ続けていると乾燥するから止めて、顔がつっぱるからやめてとも言います。乾燥状態が感じ取れる?その辺が私にはよく分かりません、室内環境の変化を感じられるのは女性の方が得意なんですかねー?

そんな私達も、老いてからは寒さを感じない部屋で暮らしたいと考えるのではないかと思います。

私の子供達には、有る程度の断熱・気密性能を備えた家で、機械に頼らないで窓を開けて換気をし、冬は室温をできるだけ低く設定して、夏の暑さ対策は室内に風をうまく取り込むだけで暮らせる生活をしてもらいたい。子供達が将来老いても、断熱・気密性能を備えた家にしてあれば、あったかく過ごせますので大丈夫です。

家族には、若い時は少し位の不自由、将来の孫達にも寒い思いをしたりも必要です。一般的に、最近住まいが便利になり過ぎていると思います。もっとアナログでもいいかも知れませんねー。薪ストーブ・炭火で暖を取るとか……。部屋を締め切って、そんな事していたら、死んじゃいますねー…危ない危ない……。

人は、今いる部屋の環境について、絶えず考えながら生活していかないと、健康に暮らせないのかもしれません。

木材・自然素材などの内装材の居心地がいい家は、人(住まい手)の健康も考えた住まい方ができている家だと思います。これからも、住まいは自然素材(木材など)と人との共生ですねー。

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コメント

こんにちは。
薪ストーブ検索でお邪魔しました。
私も高気密住宅は好きではありません。
いろんな意味で隙間だらけ(?)のログがいいですね~
かなり共感できる記事でした。

ただ
>薪ストーブ・炭火で暖を取るとか……。部屋を締め切って、そんな事していたら、死んじゃいますねー…
にはちょっと語弊があるかと。
炭火はさておき、きちんとした薪ストーブは換気補助になりこそしますが、一酸化炭素中毒はありえません。
手前味噌ですが、私のHPのQ&A「高気密住宅と薪ストーブ」に
薪ストーブでの空気の流れについて拙い解説がありますので
よろしければご一読ください。

普段はこんな揚げ足をとるようなコメントは書かないのですが
その他の部分が非常に専門的で、内容も共感できるものだったので
思わず書き込みしてしまいました。
差し出がましいコメント、失礼いたしました。

投稿: FlameWatcher | 2007年5月23日 (水) 10時03分

文章は難しいです。
今回の記事が、「薪ストーブについて」の、否定的な書き方になってしまったのですか…
失礼しました。コメントでのご意見は当然ですねー。

薪ストーブは輻射熱がすごくって、部屋を締め切って使う事などできないのは分かっているつもりです。
法律的には、内装制限(長野県の一部以外、全ての所で該当)・設置場所、煙突などの細部に渡る決まりがあるように。裸火を室内で扱うには当然の事と思います。

ただ、ホームセンターなどで簡単に薪ストーブ・煙突が買えます。
ちょっとだけ器用な、やる気のある人なら誰でも設置できたケースもあると思います。そんな時は、事故が起こる可能性はかなり高いと思います。
まー、そんな事も含めてしかりした業者に任せないと。メンテナンスが絶えず必要な事を、忘れなければ良い事なんですねー。

今までの私のブログ書き込みで、薪ストーブを取り上げても来ましたが否定的な書き方をしていないと思いますが、書く事には気をつけないと、見て下さる方がいらっしゃるのだから。

投稿: 設計屋 | 2007年5月23日 (水) 14時12分

前の書き込みでも分かるように、
薪ストーブ・私自身にも火力調整機能が必要ですねー。

また、コメントがきそうです。

投稿: 設計屋 | 2007年5月24日 (木) 14時12分

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