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2006年12月21日 (木)

囲炉裏(いろり)

囲炉裏は日本古来のものでありながら、現在ではほぼ絶滅に近い存在となってしまっています。

囲炉裏は、伝統的な日本の家屋において床を四角く切って空け灰を敷き詰め、薪や炭火などを熾すために設けられた一角のこと。炊事専門のかまど、属人的な火鉢とともに、日本の伝統家屋の火の座を構成した。日本の伝統的な民家は床敷きの部位と土間の部位が大黒柱を軸に結合した形態を取り、囲炉裏が切られるのは多くの場合床敷きの部位中央であった。

囲炉裏文化は、近年の住まいの作り方では、ほとんど無くなってしまいました。

昔に使われていた囲炉裏の、調理・暖房としての設備では無い、精神的な豊かさを求めた「コミュニケーションや家族団欒」という場に目的を変えた使い方を身近な所で私は実体験を最近しております。

それは、家内の実家です。丁度今頃遊びに行くと囲炉裏に炭火が有る、暖かい家族が何時も私達を迎えてくれます。

実家は石川町です。築60年位たった家を、兄夫婦が手入れをしながら使ってきました。家内が子供の頃は囲炉裏を使っていた記憶があるそうです。私は囲炉裏の存在は分かっていましたが、板でふさがれて、これからも使われる事がもう無いのかなーと感じていました。ここ30年位は、土間の隣に有る茶ノ間が生活の中心の場になって来ていたのです。父が囲炉裏に蓋をしてしまったみたいです。

兄は自動車修理・板金業を十数年前から自宅敷地内の工場で営んでおります。お客様のもてなしに茶ノ間でお茶と思って勧めるのですが、なかなか上がってもらえない、寒い時でも土間で接待が終わってしまうみたいです。そこで、気が付いたのが板でふさがれた囲炉裏の存在でした。

接待は東京生まれの姉さんの担当です。

姉さんは、今まで兄と一緒にホームセンターから材料を買って来て部屋の模様替え等を行なって来ました。囲炉裏がある家で暮らした経験は無かったのでしょうけど、使い方を何となく知っていた姉さんが掘り起こした、現在でも優れていると思われる囲炉裏文化の再現です。

地域の方とのコミュニケーションの場に、おでん鍋をかけたり、8人位までのお酒を楽しむ席にも、数年前からお茶ノ間では無く囲炉裏で行なっているようです。

「裸火」で暖取るやり方。他に、体験する機会が、新築のお住まいでも得られました。

先週お邪魔した、オストコーポレーション北関東 吉田登志幸さんのお住まいの完成・見学です。玄関ドアから入って中に進むと直ぐに広めの土間が有ります。そこには、薪ストーブが暖かく迎えてくれます。その部屋を事務所に使う事にしていると伺いました。土間を仕事以外でも、地域の方とのコミュニケーションの場にも、多分使われるのではないかと思います。

「日本古来の囲炉裏・土間の文化ってこんな感じなのかなー」って気がしました。

家族の団欒の場は2階だから、ちょっと違っていますよねー、ごめんなさい。

土間と薪ストーブ、良いんですよねー!!

内装材が、日本古来のものは無いお住まいです。スウェーデンの木製サッシ・玄関ドア・パイン材などの輸入部材で作られた家です。

全ての部屋を、自然素材の珪藻土で仕上げられた内装・無垢材のパインの床が、私には心が落ち着く、居心地良い空間に出来上がっていたのに気が付きました。

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コメント

家にも、玄関入った奥に有りましたねー。
20数年前に大工さんに頼んで床板を張ってもらったので今は使われていません
「戻そうかなー。」
『炭火でコーヒー入れたり。』

思い切って、土間だったとこの板をはがして土を入れて。
薪ストーブを置いても面白そうです。

投稿: 鶴田 | 2006年12月25日 (月) 22時10分

鶴田さん、おはようございます。
私の家では、暖房は石油・ガスのファンヒーターです。
将来、暖の取り方にも楽しみたいと考えています。薪ストーブが良いでしょうね!
住宅ローンが終わったら入れたいと思います。
もう少しだけ、我慢しないと…。

投稿: 設計屋 | 2006年12月26日 (火) 08時29分

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