新築○っ○○さん
建て替えに代わる新システム「新築○っ○○さん」が10年間に全国で3万棟以上の住まいを再生してきたそうです。スッゴイですねー。
「新築○っ○○さん」は阪神大震災を機に誕生した、大震災の教訓を活かした耐震補強を標準仕様で行なっている工事だそうです。なかには築150年の家もあり、伝統家屋の風格はそのままに古民家再生も行なっているみたいです。Webサイトからの情報ですが。
伝統家屋の再生は一部だと思いますが、一般的な在来軸組み工法でも、まだ使える構造材や基礎をそのまま活かした「一棟まるごと再生する」システムです? …これもWebページからの引用です。
基礎を「そのまま活かし」って事は、そのままでも良いって事じゃないと思います…?鉄筋の入って無い基礎で信頼出来ますかねー?ちゃんとその脇に新たな基礎を作るのだと思います!
また、現在の住まいの耐震強度を「コンピュータで診断」って言っていますが、耐力壁の検討でしょうか?
今ある筋かいの確認・数の集計、必要壁量(筋かい・軸組みの種類をもとに)の算定をする事は、 その程度の事ならほとんどの建築士・ちょっと勉強すれば建築主でも出来る内容だと思います。
足りなかったら適切な個所に筋かい・構造用合板を追加するのは一般的に行なわれているやり方です。
「コンピュータで検討・診断、決められる物と同じ強度」って、どう言う事なの?
例えば、現場に測定機械を持ち込んで小規模でも振動実験をしてみるとか? それとは違うと思います。
机の上で出来る事だと思いますねー。
電卓で計算して得た検討・診断より、コンピュータでやれば少し計算が速い事くらいです。大事なのは、決められた物と同じ強度を期待するのには、現場がもっとも重要です。
筋かいの取付けられている壁一つ一つの施工、技術者(大工職人)が行なう工事内容により大きく強度が変わってくると思います。全ての現場で職人全員が倫理観をもって工事にあたっていると信じていますが、工事を請け負った親方が耐震技術を身に付けて、金槌(かなづち)を持って工事にあたってもらうのが皆さんも信頼出来ると思います。
今年、大きく世間を騒がせた耐震偽装マンションの場合を考えると、倫理観の無い元建築士がいたから始まった事件だと思います。あれだけ大きくしたのは工事に関わった他の国家資格者・建築士・建築施工管理技士・各職方などの、明らかにおかしいと感じても「自分が責任を負わせらる事はないだろう。」と思った。無責任な考えでして来た事が原因で、たくさんの耐震強度の少ないマンションが出来てしまいました。会社が大きいとその辺が難しいのですかねー。それとは違うでしょう。会社がしっかりさえしていれば1棟も、耐震偽装マンションは出来なかったと思います。
それじゃー、大きな買い物をする時、皆さんは何を信じれば良いのか!
「欲しいぃー。」と気持ちが高まった時、「それが買えそうだ!」
欲しいときが買いどきとは思わないで…。
少し、さめた見方をして見るとか。
業者を選ぶ上でも、少し疑って見るとか。
建物の場合、家電・自家用車のようには品質が一律じゃないのです。
失敗しない買い方は、決める前に時間をかけて検討した分、かけた時間に比例した価値の高い住まいを手に入れられる事が出来ます。間違いなく得られます!
少し話がそれてしまいました。
大手ビルダーさんにはたくさんの経験豊富な技術者・建築士がいらっしゃると思います。もしかして「コンピュータで診断」って事が、自社で開発したシステムですので…って事も有りますので、よく調べないでの書き込みは失礼になりますねー。
その辺をこれからも「聞き耳を立てて…」と考えています。
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まとめ
会社が大きいと、確かにたくさんの社員・技術者・建築士がいます。でも、今回の工事規模が住宅1棟まるごと再生を考えた場合でも、住みながら工事を進めて行く場合、一部屋・ゾーンごとに行ないます。結果、機動力の有るメーカーさんにお願いしなくても。一つ一つ工事内容を確実に進める信用できる2~3人の大工さんと腕の良い下職さんに来てもらえば、信頼できる工事に仕上がります。
無駄な経費(これが一番大きいと考えます)を払わなくても。小回りの効く、皆さんの近くにある工務店の中にも耐震技術を勉強している信頼できる・気の良い棟梁がきっといますよ。
住まいは完璧に工事を行なっても、人が住み続ける上でいろいろと小さい所での改善工事(手摺を付ける・設備面でのメンテ等)が出てきます。工事がきっかけで棟梁と友達になれば、便利な事も多いと思います。
それに自分の老後を考えると医療費がどんどん増えていくと思うので、お金を工事に無駄に使えないので取っとかないと…。
工事を頼むのを時間をかけて慎重に!
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