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2006年4月13日 (木)

こどもと住環境

創樹社 ハウジング・トリビューンの記事をご紹介いたします。

 都市化の進展は住宅づくりに影響を与え、それはまたそこに住む人間にも影響を与える。これまでの住宅づくりが子供にどんな影響を与え、またこれからの住宅づくりにどんな視点が必要とされるのか。高層住宅と子育ての関係について長らく研究している織田正昭博士のお話をきいた、インタビューの内容を紹介致します。


織田 正昭氏のプロフィ-ル   東京大学大学院医学系研究科国際生物医科学講座・発達医科学教官。1948年生まれ。東大卒。昭55博士。専門は免疫微生物学・母子環境学。国立感染研、米国厚生省生物製剤研究所、山梨医大を経て現職。

 都市化が進む状況を考えれば、住宅の高層化はやむを得ない一面もある。しかし、母子保健について研究している人間からすると、妊産婦も含め、生まれたばかりの赤ちゃんや子どもに影響は何も無いのかどうかは気になるところだった。そこで研究を始めたら、さまざまな問題点があることが分かった。


◇具体的にはどんな問題点が分かったのでしょうか。

 例えば、住宅が高層化することによって親は出不精になる側面がある。親が出不精だと、子供も外に出なくなる。また、階下への騒音の関係から家の中における子供の行動が制限されてしまう。こうした住環境は当然、母子の健康や行動にも影響してくる。外に出なくなるため、母と子が心理的にベッタリの関係になり、子どもの精神的な自立を遅らすことにもつながる。また母親は近所づきあいが希薄になる。集団生活に適応できないため、それは親のストレスにも変わる。そのストレスは子どもにもまた影響を与えることになると言うのです。

◇どうして子ども、子どもを育てる母親にとって住みにくい住環境がつくられてしまったと先生はお考えですか。

 これまでの住環境づくりが建築や土木などハード面のアプローチが主体だったからだろう。やはり「住む人」から考えるという視点が欠けていたのではないだろうか。


 子どもと住環境の研究を通して先生が感じていることは、「建てる側」と「住む側」のドッキングを「子ども環境」から捉えることだと考えている。住環境だけでなく、人を取りまく環境・物理環境、化学環境、生物環境、社会環境~といったものを総合的に考えましょう。というのです。

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