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2006年1月22日 (日)

柱は割れます

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この通し柱2階部分なんですけど、24cm角(もちろん国産)有ります。建ててから、もう17年経ちました。背割りを入れてませんから、割れは杉任せ、深いとこは11センチちかく、芯まで入ってると思います。

国産材の場合99%は芯持ちですから確実に柱は割れます。芯を持っている丸太や柱の場合どんなにうまく乾燥させても必ず割れが発生します。
柱に背割りを入れているものも有りますが、乾燥すると必ず背割れが広がり柱の断面が台形になっているはずです。乾燥してから背割りを入れたらもう割れないと思われるかもしれませんが、背割り以外のところで後からバリバリに割れてしまっています。後から入れても意味がない切り溝です。
 乾燥による割れや切り溝からの開き(膨張)は、天然木特有の問題でした。「ノンツイスト工法」は、自然素材だから仕方がないとあきらめていた木材の欠点を改善した新工法だそうです。moku1

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コメント

 芯持ち材の柱(杉・桧)の背割りは、寸法増し製材して立木状態の谷川(原木状態の曲がりの凸側)に背割りを入れます。(これはあくまで原則です、一本として同じ木は無いので大工さんの木配りが大切です)

 背割り面を上にして桟積み乾燥を行い、最後に修正挽きをします。これだけ手間をかけても割れる木は割れますし、割れない木は割れないっと当たり前の話になってしまいます。

 芯去り材は原則、背割りを入れません。そして、割れの心配は少ないですが、木目違いと木表、木裏の乾燥違いから曲がりが発生したりします。木表側に曲がる場合は多いです。木裏側に曲がる木は、逆木として、短尺使い(短い寸法で使用)します。
 
 ノンツイスト工法(四面背割り)は、私の記憶が正しければ、名古屋の建材屋さんが考えた方法だと思いました。

 芯持ち材の柱(杉・桧)の背割りは、上記のように手間がかかるため、最初から4面に背割りを入れてしまえば、木の山側、谷川を見る必要も無くなります。
 そしてこれは、全自動製材機・自動背割り機・自動桟積み機がある大型製材工場に向いた工法です。四面背割りした材は、人工乾燥を行い、修正挽きして生産します。
 
 四面背割りの溝の深さ寸法は、柱の場合、
 製品寸法  製材寸法   溝寸法 (単位m/m)
  120角   133~135角   15
  105角   118~120角   12
   90角   100~105角   9
 ……となる場合が多いと思いました。

 この方法は、人工乾燥が前提条件だと思いました。自然乾燥材予定の製材品に四面背割りを入れると最悪、四等分してしまいます。     
 なにぶん、記憶を頼りに書いていますから、間違い勘違い等があるかもしれません。m( _._ )m

投稿: 佐々木 | 2006年1月22日 (日) 20時51分

肝心なこと書くのを忘れていました。
無垢の柱や桁梁などがいい色になってきましたね。
最初は、白太や赤身の色の違いが気になったりしますが、ちょっと過ぎれば、落ち着いた色になりますよね。
柱の割れもそこまで太ければ気にならないのでは?

投稿: 佐々木 | 2006年1月22日 (日) 21時06分

佐々木さん、コメント有難うございます。
「無垢材ですので、材料を吟味して使っても割れが入ると思います。」お客さまに十分理解して頂いてると思って工事に入るのですが、木材が割れ始めるとこっちの方が少しハラハラします。無垢材では当たり前の事です。その事が大きな欠点ではない、良い事の方が沢山有ります。建築主さまに無垢材の特性を分かっていただけてるともっと使っていけると思います。紹介した現場は柱・桁など無垢材を使った部分は確かにいい色になってきています。住んでると柱に掃除機をぶつけたりでキズが出来ます。でも、出来た傷が集成材を使った場合と比べて大きくないと思います。出来れば、床もムクでしたかっのですがご予算の関係で出来ませんでした。今ならいろんな床材が有って使いやすくなってますよね。
当時の大工さんは割れの入る面をちゃんと分かって使ってもらいました。ただ残念だったのが工務店が何を考えたのか建て上げをし、屋根を完了させないで工事を中断、別の住宅の建前を終わらせてから工事再開、梅雨の期間1ヶ月間ちかく構造材が雨ざらしだったんです。一部カビによるシミが出てるのはそのせいです。

投稿: 大木実 | 2006年1月22日 (日) 23時26分

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